家電の便利情報

エアコンの修理依頼をする前に確認してほしいこと

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TumisuによるPixabayからの画像

夏場、冬場はエアコンの不具合が起こりやすい時期です。
夏場の暑い時期、冬場の寒い時期にエアコンの調子が悪くなって修理を頼もうと思った時に試してみてほしいことを説明します。

リモコンの確認、電源の確認

① リモコンの電池は新しいですか?
② 別の部屋に同じメーカーのリモコンがありませんか?
③ エアコンの風量設定は“弱”になっていませんか?
④ リモコンの信号モードが変わっていませんか?
⑤ コンセントはつながってますか?ブレーカは落ちてませんか?

意外にリモコンを少し確認するだけで改善するようなこともあります

① 新しい電池に変えて試しましたか?
リモコンの液晶表示がない、表示されているが薄暗いなどはリモコンの電池切れが原因の可能性があります。新しい電池で試してみて下さい。

電池を外して、5分ほど待ち、それから新しい電池を入れ直すだけで、リモコンの誤動作が解消することもありますよ。

② 別の部屋に同じメーカーのリモコンがあればそれで試してみる。
家に同じメーカーのエアコンがあればそのリモコンを使用してみてエアコンが反応するかどうかを確認してください。リモコンの形状が違っても同じメーカーなら動作することのほうが多いです。エアコンが反応すればリモコンに問題があることが確認できますね。

③ エアコンの風量設定が“弱”にしてしまっている
エアコンの風量設定は、基本的に“自動”でいいと思うのですが、電気代を意識して“弱”などの風量を弱い設定にしている場合、少ししか風が出ないのでなかなか部屋が冷えない、温まらないということが起こります。特に外気温が高い時、低い時などはこの風量設定では、なかなか設定温度に到達しません。
もし、風量設定が“弱”になっているのなら”自動”に変えてみて試してください。電気代が気になる方も最近のエアコンは省エネ性能が進んでいるのでそんなに気にしなくていいのではないでしょうか?

④ リモコンのモードが変わってしまった。
広い部屋に2台、同じメーカーのエアコンがついている場合などで1台のリモコンで2台のエアコンが反応しないようにリモコンの信号を切り替えることができます。リモコンを触っている間にリモコンの信号モードが変わってしまうことがあります。取扱説明書に従って確認しましょう。

⑤ コンセントはつながってますか?ブレーカは落ちてませんか?
単純なことですが、数年に一度はこの手のケースに出くわします。
待機電力を気にしてシーズンが終わるとブレーカを落としてしまう方もおられますし、何らかの原因でブレーカが落ちてしまっていることがあります。エアコンの電気が一切入らない時は念のためブレーカも確認しましょう。もし、ブレーカが落ちていて、戻してもまたブレーカが落ちるようなら、必ず使用は中止して、すぐに電気工事の方に相談してください。機械の故障ではなく、配線に問題があるかもしれません。

室内機の水漏れの場合

室内機からの水漏れは、ほぼ100%、夏場の冷房使用時に発生します。原因は、室内機に結露した水を外部に排水するホースのつまりが原因であることが多く、その場合ではホームセンターなどで販売しているサクションクリーナでつまりを吸ってやること直ります。これでも直らないなら、メーカーに依頼して部品を交換する必要があります。購入してから初めて夏場にエアコンを使うときにこの症状がでたら取付工事に問題があることもあります。購入先に相談しましょう。

サクションクリーナのご参考

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エアコンの修理保証期間、購入時期、修理の依頼先

購入時期が
① 5年以内であれば延長保証の確認を。また、故障個所によってはメーカー保証による対応で無料で修理を受けられることも。
② 10年以上であれば買い替えも視野に入れて検討してください。

エアコンの購入時期は確認していますか?

購入して5年以内
5年以内の商品なら、延長保証などに加入しているかどうかを確かめましょう。延長保証に対応しているなら、保証の内容に準じて無料もしくは、安価な修理費用で直せるかもしれません。修理の依頼先や方法も、延長保証の内容に沿った形で行う必要が出てきます。購入先に問い合わせれば確認できますので一度聞いてみましょう。
あと、5年の延長保証に入っていなくても故障個所が冷媒回路(コンプレッサーや熱交換器など主要な部品)に関するものであれば、標準のメーカー保証として対応してくれることもあります。一度メーカーに確認しましょう。(主要メーカーの問い合わせ先は、こちらで

延長保証は、メーカーによる保証ではなく、販売元が付与しているサービスです。修理依頼の手順を間違えると延長保証の対応をしてくれないこともあります。必ず購入先にご確認ください。

購入して10年以上
もし10年以上経過していて、上記の方法で直らないなら買い替えも一つの選択肢です。エアコンは、年々省エネ性能が向上しています。古いものを無理して使用するより買い替える場合のほうが結果的にお得かもしれません。また、メーカーの部品保有期間が終了しているため、結局修理できないこともあり得ます。修理作業員が、点検してからそういう結論に至っても、出張、点検費用が発生することが多いので、あらかじめ修理センターに部品の有無、修理の可否を確認するのも一つです。(主要メーカーの問い合わせ先は、こちらで

修理を依頼するタイミング

夏場、冬場は、なるべく早く連絡して、修理の枠だけでも仮押さえしたほうが良い時も。

まず、第一に夏の暑い盛り、冬の寒い盛りの時期は、修理業者もとても忙しく混みあっています。修理を依頼してもその日のうちか翌日に来てくれる可能性はとても低いです。
そうしたいわゆる修理業者の繁忙期は、まずは修理依頼を修理業者にかけて予約だけかけておき、上の項目で書いたことを試してもらうことをお勧めします。(キャンセル料金がどのタイミングで発生するかは事前に確認しておきましょう。)もし、以下の方法で直ったらキャンセル料金が発生する前にキャンセルをかければいいですし(修理業者のためにもなるべく早めにキャンセルはかけましょう。)、依頼先が違えば然るべきところに依頼をし直せばよいだけの話です。特に暑い時期、寒い時期の修理の遅れは健康被害にも繋がる可能性があるのでまずは修理の枠を仮押さえするのも一つの方法だと思います。主要メーカーの修理依頼先は、家電メーカーの修理問い合わせ窓口一覧で確認してください。

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