住まいの情報

アンテナの種類と構成について

普段見ているテレビ放送は、アンテナから放送信号を受信しているから見ることができます。当たり前のことで普段はあまり気にすることはないかもしれませんが、台風などでアンテナに影響が出て、どんなアンテナが立っているのか確認することがあるかもしれません。

普段、なにげに働いてくれているアンテナですが、どういった種類があってどういうものなのかを説明したいと思います。にちにちの生活にほとんどかかわることのない、多少マニアックな内容かもしれません。アンテナ機器の役割や構成などご興味のある方に読んでいただければと思います。

アンテナの種類とアンテナ関連の機器の種類

一般的にアンテナを設置するときに使うアンテナの種類は以下の通りです。

地上波用アンテナ

基地局の方向に向けて建てるアンテナ。一般的に下の写真のような骨のような形をしたもの。この先端を基地局に向けて建てることで、指向的にその基地局からの電波を受信します。建てる場所が弱電界か強電界かによって使用するアンテナの素子数が変わり、素子数により大きさも金額も変わります。素子数の多いものの方が電波の受信性能が良いです。(価格:一般家庭用で素子数により7千円から2万円位の間)


写真は、マスプロ社製UHFアンテナ U146とU206
(引用:マスプロ社 ホームページ)

BSアンテナ (衛星放送用アンテナ)

衛星放送を受信するためのアンテナ。最近では、4K,8K放送受信に対応したものが標準になっています。(価格:一般家庭用で7千円くらいから)

ブースター(増幅器)

弱電界地域では、受信できる電波強度が弱いため電波レベルを上げる必要があります。この機器がないとテレビを視聴できない地域があります。BS放送のアンテナ信号を併せて増幅できるタイプもあります。2つで一対となっているものが、一般的で、屋外でアンテナと接続する機器(増幅部)と屋内でコンセントを差して電源を供給する機器(電源部)に分かれます。
ちなみに電源側のコンセントを抜くと家庭のテレビが一切見れなくなります。
(価格:増幅器の性能により一般家庭用で7千円から3万円位の間)

ブースター 増幅部

ブースター

ブースター 電源部

ブースター電源

マスプロ社製 増幅器(ブースター)

ミキサー(混合器)

住んでいる地域によっては2つ以上の基地局から電波を受信する地域もあります。そうした地域では複数の地上デジタルアンテナをそれぞれの基地局に向けて建てた上で、ミキサーを使ってそれぞれのアンテナが受信した信号をこの混合器を経由して、1本のアンテナ線にまとめてやる必要があります。地域によって組み合わせと混合器の数が違ってきます。(価格:6千円から1万円位。地域により必要な個数は変わる)


DX アンテナ社製 混合器(ミキサー)

上記の機器をどのように組み合わせるかによってアンテナ機器の費用は決まってきます。どれくらい使うかの目安としては、近所のお宅でどのようなアンテナが立っているかを確認すればある程度は確認できると思います。

地上波用アンテナの種類

大きく種類を分けると3種類

1,八木式アンテナ


引用:マスプロ社 ホームページ

写真のような形をしたアンテナで一番普及しているアンテナではないでしょうか。
基本的にはアンテナを基地局に向けて建てます。住んでいる地域が2つの基地局から電波を受信しているというときは、アンテナをそれぞれの基地局に向けて建てます。(基地局により発信している放送局が違うため。)

2,デザインアンテナ(壁面アンテナ)


DX ANTTENA社 UAH261(W)

最近、普及率が上がっているアンテナです。
見た目のデザインがいいことと、大屋根につけずベランダなどに取り付けることができるため、八木式アンテナからこちらに切り替えるお客様も増えてきました。
つける場所によっては、アンテナ故障の際の交換工事が簡単で済むため、費用が安く済むほか、というメリットがあります。

基地局から近い、いわゆる強電界地域(電波の強い地域)での使用が一般的です。

3,室内アンテナ


マスプロ社 UTA2(S)

室内に置くので工事費用なしで使えます。電波の弱い地域では受信できない場合もあり、電波の強い地域(強電界地域)での使用が主になります。

アンテナの構成

弱電界地域などで2本以上のアンテナを必要とする場所の典型的な構成は、写真のようなアンテナの形になります。

地デジアンテナ
上から順に 地上波用アンテナ、地上波用アンテナ、ミキサー(混合器)、ブースター(増幅器)、BSアンテナ
の順に並びます。機器の数が多いですよね。

ちなみに強電界地域だと

地上波用アンテナ 1本の構成で済むこともあります。

強電界地域の方が圧倒的に構成は少なくて済みますよね。

また、住んでいる地域によっては、基地局を割り切って、1本だけアンテナを建てるという考え方もあります。見れるチャンネルの数は減りますが、必要と思わないチャンネルは見ないという考え方です。

ただ、上記の機器の紹介で見ていただいたように、アンテナや混合器の金額は大したことがないのです。やはり、アンテナ工事が簡単で済むか、手間がかかるのかそちらの方が、アンテナ工事費用の大きな要素になると思います。

どんな時に工事費用が掛かるのかは本ホームページの”アンテナを設置、修理するときに考えたいこと”に詳しく説明しています。
興味のある方は、一読ください。

リンクページ

普及が進んでいる壁面アンテナ

弱電界地域においては、壁面アンテナの採用は年々増えてきています。

壁面アンテナで対応することのメリットは以下の通り

1,取付場所によっては、アンテナが故障した時の取り換え作業が簡単。
一度取りつければ、故障した時の交換作業は、工事業者を呼ばなくてもできることも

2,取付場所によっては台風や強風の影響を受けにくく、安心。

3,ソーラーパネルを設置している屋根には適している。

などなどです。

最近、台風被害が大きくなっているのでこうしたことも併せて検討してはいかがでしょうか?